インプラント
当院における
インプラント治療の特徴
1綿密な診査
インプラントを安全に行うために、次世代のコンピューターシュミレーションシステムにより顎の骨を三次元的に把握し、綿密な診査、診断を行い患者様に負担の少ない手術を行います。
2患者様の負担減
診断結果による正確な位置に埋入できるように、サージカルガイドを用いて手術を行います。型取りでも従来のドロドロする型取りの材料を使わず、専用のカメラで歯形を撮影するだけなので、患者様の負担は少ないです。
3GBR法
GBR(骨再生誘導療法)とは、失われてしまった顎の骨を人工的に再生させる方法です。他院で顎の骨が少なく、インプラントが打てないと言われた患者様も、ぜひ一度ご相談ください。
ストローマン社製の
インプラントを採用
基礎研究と実験に約30年という長い年月を費やし、人体に対応してから半世紀近い歴史をもつ、伝統と歴史のあるインプラントです。
ストローマンインプラントの歯根部は、SLA(Sand-blasted Large-grit Acid-etched)という独自の表面性状をしています。これは表面に微細な凸凹があり、骨の細胞が入り込むことにより細胞が活性化され、骨と結合しやすい構造になっています。
これによりインプラントと骨の結合が早く骨が強い方なら約6週間という短期間で歯を入れる事ができます。
SLAを新しく開発したものに、SLAActiveがあります。これは、製造から実際のオペまで生理食塩水に浸した状態で管理します。
それによりインプラント体が空気に直接触れる事なく埋入できるので、血液がインプラント体にからみやすくなり、より高い生体親和性を得る事ができます。骨の結合性が促進され、治療期間を大幅に短縮できます。
インプラントは数百種類以上のメーカーがあります。ストローマンインプラントは論文数は群を抜いており、世界で最も使われていて品質の高いインプラントです。定着率と安定性において高い信頼があります。
インプラント治療の流れ
カウンセリングから
メインテナンスまでの流れ
1カウンセリング
充分な診査と綿密な治療計画を立て、患者様に合わせて治療をご提案します。
2資料集め
病歴や健康状態の問診、口腔内の検査、レントゲン撮影、歯型の採取をし、治療方針を決定します。
3インプラント埋入オペ
レントゲンのシュミレーション通り、正確な位置に埋入するためにサージカルガイドを用いて正しい位置にブレることなくインプラントを埋入します。
4上部構造の型取り
専用のカメラを用いることにより、従来のドロドロしたものが入る型取りと違い、患者様の負担が少ない状態で正確な型取りをします。
5インプラント上部構造のセット
フィクスチャーと呼ばれるインプラントの根っこに、インプラントの上部構造(歯の頭の部分)を取り付けます。
従来はセメントで固定していましたが、セメントが漏れることによる周囲の炎症を避けるために、スクリュー固定というインプラントと上部構造をネジで止める方法を行っています。
その後、丁寧に噛み合わせを調整し、ずれがないかレントゲンで確認します。
6メインテナンス
インプラントは天然の歯と比べて若干磨き方が変わるので、丁寧に指導します。
汚れが溜まることによる感染を避けるため、3ヶ月に1回ほどの歯科医院でのメインテナンスを行いましょう。
インプラント治療の
メリットとデメリット
インプラント治療のメリット
1健康な歯に影響がない
インプラントの1番のメリットは、他の治療法と違い周りの歯を触らなくていいことです。ブリッジだと前後の天然な歯を削り、部分入れ歯だと歯に維持を求めるので他の歯に力がかかり、歯が弱りやすいです。
インプラントだと、顎の骨に維持を求めるので他の歯に影響がありません。
2噛む力が強い
噛む力は天然の歯と比べて、ブリッジだと噛む力は6〜7割、入れ歯にいたっては3割になります。インプラントでは、9割ほどまで噛む力が得られるので天然な歯に近い強さで噛む事ができます。
3手入れが楽
入れ歯だと歯を磨く度に外さないといけなかったり、入れ歯自体の手入れも必要になってきますので手がかかります。
またブリッジでもポンティックと呼ばれるダミーの歯の部分は汚れが溜まりやすく虫歯、歯周病になりやすいです。インプラントはコツは少しいりますが、天然の歯のように磨けます。
インプラント治療のデメリット
1自費診療
保険治療ではないので、経済的な負担は大きいです。デンタルローンなどご用意しております。
2治療期間
入れ歯やブリッジだと1〜2ヶ月で歯を入れる事が可能ですが、インプラントだと最低3ヶ月はかかります。
3外科処置
外科的な処置になりますので、お身体への負担は他の治療法と比べても大きいです。患者様への負担を減らすように、綿密な診断、治療計画を立てて最適な治療法を選択します。
インプラントの寿命
インプラント治療後の寿命について
正確な期間は噛む力や清掃状態など人によりますが悪くなる時はインプラント周囲炎という歯周病にかかることです。これは、汚れが溜まりばい菌が増える事や、歯軋り食いしばりなどでインプラントに重大な力がかかる事で起こります。ご自身でのプラークコントロールを徹底する事と、定期的なメインテナンスが重要になってきます。
破損の際の保証
最初の1年間は全額、2年目は70%、3年目は50%保証いたします。
(3ヶ月ごとのメインテナンスを継続している事が条件です)
インプラントが難しいケース
骨が少ないケース
インプラントの周囲には、2ミリほどの骨の厚みが必要です。
骨が少ないケースでは人工的に骨を造る処置を行います。
人工的に骨を造る処置にはいくつか方法があり、GBR、ソケットリフト、サイナスリフトなどがあります。
GBR(骨再生誘導法)
失われてしまった顎の骨を
人工的に再生させる方法
失われた骨はそのままでは骨が再生することはありません。骨の再生を促すために自家骨や人工の骨補填剤という材料を使用して、骨の再生を促します。
当院の骨補填剤はガイストリッヒバイオスと呼ばれる世界中で使用されている天然の骨補填です。骨伝導能を有し、予知性の高い骨再生が可能です。ガイストリッヒバイオオスの粒子は、新生骨の足場となり、長期的な再生組織量を維持します。
また、その親水性と天然の構造を維持する独自の製法により再生に必要な血液を貯留し、骨再生をサポートする特徴があります。
サイナスリフト
インプラントを埋め込むのに十分な骨の高さが上顎にない場合に、小鼻の脇にある上顎洞の底部に骨補填材を埋入して骨再生を行う方法です。
GBRの流れ
- 骨補填剤を入れる
インプラントが骨にしっかりと固定され、骨の密度を高めるために骨補填剤を入れます。 - メンブレン膜で遮断する
歯肉は顎の骨より再生が早いので、骨ができて欲しい部分に先に歯肉ができてしまいます。ただ骨補填剤を入れるだけでは骨は再生しません。そこで、メンブレン膜を使い骨と歯肉を遮断します。そうすることで、骨を再生させるスペースに血が溜まり骨が再生してくれます。 - 骨ができるまで待つ
骨の再生する速度は速くないため、GBRをした後も待つ必要があります。約3〜6ヶ月ほど安静に待つ必要があります。